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新規事業立ち上げの進め方|実証後の導入先決定まで

公開日 最終更新 執筆 マーケティング+編集部

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  • 新規事業立ち上げと技術起点の事業化の壁
  • 大学発ベンチャーの営業体制づくり
  • 新規事業立ち上げの実行チェックリスト

新規事業立ち上げとは、既存事業とは異なる市場や技術で新たな収益の柱を作る取り組みです。

研究開発型の組織では、技術実証に成功しても最初の導入先が決まらない状態が長く続くことがあります。

本記事は、技術シーズを起点にした新規事業立ち上げの進め方を、実証後から導入先決定までの手順で解説します。

技術力への評価が集まる一方で、事業化の壁をどう越えるかが引き続き課題になっています。

1. 新規事業立ち上げと技術起点の事業化の壁

市場起点と技術起点を5項目で比較した表と、技術価値を顧客課題解決に翻訳する3ステップフローを示す図解。
技術起点の事業化では検証の順序が逆になり、技術の価値を顧客課題に翻訳する工程が欠かせない。

新規事業立ち上げは、一般的な新商品開発と異なり「技術シーズの事業化」という特有の難しさを持ちます。

技術的な優位性があっても、それを顧客の課題解決に翻訳できなければ導入先は決まりません。

1-1. 一般的な新規事業立ち上げとの違い(技術シーズ起点であるという特殊性)

一般的な新規事業は市場ニーズを起点に企画されますが、研究開発型組織の新規事業は技術シーズが先行します。

この違いが、事業化のプロセスを複雑にする要因になります。

  • 市場起点:顧客課題を調査してから技術を選ぶ
  • 技術起点:既にある技術から適用市場を探す
  • 技術起点の場合、市場の反応を後から検証する必要がある
  • 検証の順序が逆になるため、導入先探しが難航しやすい

技術起点の新規事業立ち上げでは、技術の強みを顧客の言葉に翻訳する工程が欠かせません。

1-2. 研究開発型スタートアップがつまずく「実証後の空白地帯」とは

本記事では、技術実証は完了したものの最初の導入先が決まらないまま時間だけが過ぎる状態を「実証後の空白地帯」と呼びます。

研究開発型組織では、実証データの精度には自信があっても、それを商談材料に変える経験が不足している場合があります。

  • 実証データはあるが顧客向けの資料に変換できていない
  • 営業先の候補はあるが優先順位が決まっていない
  • 価格や契約条件の仮説が未整理
  • 問い合わせはあるが商談化の型がない

この空白地帯を放置すると、資金や人員の消耗だけが進みます。実証後の導入先開拓の進め方を早期に設計しておくと、消耗を抑えられます。

2. 新規事業に向いている人とは?研究開発型組織に必要な人材要件

向いている人の特徴4項目と分業が望ましい理由4項目を左右に並べ、下部に結論をまとめた図。
新規事業には仮説検証と現場折衝を回せる人材が鍵で、社内にいなければ外部の専任チームを検討すべきです。

新規事業に向いている人は仮説検証と現場折衝を回せる人材であり、社内にいなければ外部の専任チームを検討すべきです。

技術への深い理解だけでなく、顧客との対話から事業の方向性を調整する柔軟性が求められます。

2-1. 向いている人の特徴(仮説検証力・現場折衝力・撤退判断力)

向いている人材には共通する3つの特徴があります。

  • 仮説検証力:技術の強みを顧客課題に当てはめて検証できる
  • 現場折衝力:顧客の反応を見ながら条件をすり合わせられる
  • 撤退判断力:見込みの薄い商談を早期に見切れる
  • 数字への感度:商談の進捗を定量的に把握できる

これらの特性は、技術者としての専門性とは別の訓練が必要になります。

2-2. 技術者と事業開発担当を分業すべき理由

技術者と事業開発担当は、求められる思考様式が異なるため分業が望ましい関係です。

技術者は精度を追求する思考が強みですが、事業開発では仮説を素早く試して修正する動き方が求められます。

  • 技術者:正確性を優先し、検証に時間をかける
  • 事業開発担当:スピードを優先し、小さく試して学習する
  • 両者が同一人物だと、どちらかの役割が手薄になりやすい
  • 分業により、技術の精緻化と事業化の速度を両立できる

大学発ベンチャーでは、研究室発の技術を持つ創業者が事業開発も兼務する形が見られることがあります。大学発ベンチャーの方へ向けの体制づくりは、早い段階で検討しておくべき論点です。

3. 新規事業立ち上げはきついのか

新規事業立ち上げはきついかという問いには、研究開発型特有の負荷があると答えられます。

技術評価と市場評価の基準が異なるため、精神的な負荷がかかりやすい構造になっています。

3-1. きつさの正体(技術評価と市場評価のギャップ)

きつさの正体は、技術的に優れていることと顧客が買いたいと思うことが一致しない点にあります。

  • 学会や特許審査では高く評価された技術
  • 顧客からは「性能は分かるが導入メリットが不明」と言われる
  • 技術評価の基準と市場評価の基準が噛み合わない
  • このギャップに気づくのが遅れるほど消耗が大きくなる

このギャップを早期に把握できれば、立ち上げの負荷を軽減できます。

3-2. 心理的負荷を減らす進め方の工夫

心理的負荷を減らすには、初期段階で小さな成功体験を積む設計が有効です。

  • 導入先の数を絞り、一社に集中する
  • 断られた理由を記録し、次の仮説に反映する
  • 社外の視点を入れて客観的な評価を得る

進捗管理の具体的な確認項目は、11-2で整理します。専任チームが社外の営業・マーケティング部門として入ると、技術者が開発に専念しながら事業化を進められます。

4. 新規事業の成功率と研究開発型の違い

起点・検証順序・初期顧客獲得・必要な専門性の4項目で、一般的な新規事業と研究開発型新規事業を比較した表。
研究開発型は検証順序が逆になるため、導入先探しが後ろ倒しになりやすい構造があります。

新規事業立ち上げの成功率は一般に低いとされますが、研究開発型組織ではさらに要因が複雑になります。

技術の完成度と市場での受容性は別の軸であるため、成功率を単純比較することは適切ではありません。

4-1. 新規事業全体の成功率の目安

新規事業の成功率を示す公的な統計は限定的です。成功率の数字を探すより、自社の事業化の進み具合を測る指標を決める方が役立ちます。

  • 初回商談に進んだ候補の数
  • 導入条件のすり合わせまで進んだ件数
  • 導入決定までに要した期間

設立後に最初の導入先を得て売上を立てられるかが、研究開発型の事業化で問われる点です。

4-2. 研究開発型・大学発ベンチャーの成功率が低くなる要因

成功率が低くなる要因は、技術開発に時間とリソースが偏り、事業化の準備が後回しになることです。

次の表は、一般的な新規事業と研究開発型の違いを起点と検証順序で整理したものです。

項目一般的な新規事業研究開発型新規事業
起点市場ニーズ技術シーズ
検証順序課題→解決策解決策→課題
初期顧客獲得比較的早い実証後に遅れがち
必要な専門性事業開発中心技術+事業開発

この表が示す通り、研究開発型は検証の順序が逆になるため、導入先探しが後ろ倒しになりやすい構造があります。

5. 新規事業立ち上げの実証後の進め方

4つの紺色カードが左から右に矢印でつながり、各カードにステップ番号・タイトル・アイコン・説明文が縦並びで示されている。
実証後は導入先から逆算し、4ステップで最初の顧客獲得につなげます。

新規事業立ち上げを実証後から進める場合、最初の導入先から逆算して計画を立てることが鍵になります。

具体的には、データの翻訳、初期顧客の絞り込み、価格設定、商談条件の調整という4ステップで進めます。

5-1. ステップ1:実証データを導入先が判断できる形に翻訳する

実証データは、研究報告書のままでは顧客の意思決定材料になりません。

  • 技術的な数値を「導入後にどう変わるか」という言葉に置き換える
  • 比較対象(現状の方法)を明示して差分を示す
  • 導入のハードル(初期コスト・切り替え負荷)を事前に整理する
  • 顧客の決裁者が読む想定で資料を作る

この翻訳作業を怠ると、技術は優れていても商談が前に進みません。

5-2. ステップ2:初期顧客(アーリーアダプター)候補の絞り込み

アーリーアダプターとは、新しい技術や製品を早期に採用する意欲を持つ顧客層のことです。

  • 既存の課題に強い危機感を持っている
  • 新しい方法を試すことへの抵抗が少ない
  • 決裁までのプロセスが比較的短い
  • 導入後に事例として発信してくれる可能性がある

候補を広げすぎると一社にも絞り込めなくなります。業界・規模・課題の条件と、当たる順序を初期設計の段階で決めておきます。

5-3. ステップ3:価格とマネタイズポイントの仮決定

価格設定は実証段階では仮の数字で構いませんが、仮決定しないまま商談に進むことは避けるべきです。

  • 顧客が得る価値と価格の関係を説明できる水準にする
  • 初期導入価格と本格導入後の価格を分けて設計する
  • マネタイズポイント(どこで収益を得るか)を明確にする
  • 価格への反応を商談の中で検証する

価格の仮決定があることで、商談の質が大きく変わります。

5-4. ステップ4:初回商談と導入条件のすり合わせ

初回商談では、技術説明に時間をかけすぎず、導入条件のすり合わせに重点を置くことが有効です。

  • 商談の目的(次回アポか導入判断か)を事前に決める
  • 導入条件(期間・体制・費用負担)を具体的に提示する
  • 顧客側の懸念点をその場で言語化してもらう
  • 次のアクションと期限をその場で合意しておく

問い合わせや関心があっても、商談化の型がないと次の打ち合わせに進みにくくなります。初回商談の目的と次の一手を事前に決めておくと、商談の質を高められます。

6. 大学発ベンチャーの営業体制づくり

左列に研究者兼務の課題4項目、右列に外部化・分業の対応策4項目を矢印でつなげた比較図。
研究者が営業を兼務する体制の限界を整理し、外部化・分業による営業体制づくりの選択肢を示しています。

大学発ベンチャーの営業は、研究者が兼務する体制では限界が生じやすい構造です。

営業機能を分業するか、外部の専任チームを活用するかの判断が必要になります。

6-1. 研究者が営業を兼務する場合の限界

研究者が営業を兼務すると、開発と事業化のどちらにも十分な時間を割けなくなります。

  • 研究開発の優先順位が高く、営業活動が後回しになる
  • 顧客との継続的なフォローが途切れがち
  • 商談の進捗管理が属人化し、引き継ぎが困難になる
  • 代表者一人に営業と経営の両方が集中する

この状態が続くと、技術は進化しても販売先の開拓が止まってしまいます。

6-2. 営業機能を外部化・分業する選択肢

営業機能を外部化する選択肢は、研究開発に専念したい組織にとって有効な手段です。

  • 専任チームが社外の営業・マーケティング部門として入る形態
  • 電話・メール・ウェビナー・プレスなど複数の手法を組み合わせる
  • 初期設計の段階で販売先の条件と数字の目標を決める
  • 6か月単位で導入先獲得までを設計する

マーケティング・営業責任者が採用できず、代表が営業を兼ねている状態が続く場合は、外部の専任チームを入れる選択肢が検討に値します。

7. SBIR・NEDO採択後の事業化で押さえるべきポイント

2つの青いボックスが矢印でつながり、①売上の足がかりを作る(握手・書類アイコン)、②補助金依存からの脱却(走る人・鎖アイ
補助事業期間内に売上の足がかりを作り、補助金依存から早期に脱却することが事業化の要点です。

SBIR採択後の事業化では、補助事業期間内に売上の足がかりを作ることを最優先に置くべきです。

SBIR制度とは、中小企業等の研究開発とその成果の事業化を国が支援する制度です。

7-1. SBIR採択後に売上の足がかりを作る進め方

SBIR採択後は、補助事業の成果を最初の商談につなげる段取りを期間内に組むことが出発点になります。

  • 実証段階で得た知見を商談資料に反映する
  • 補助事業の期間内に初回商談を始めるスケジュールを組む
  • 導入実績がなくても実証結果を提示できる形にする
  • 事業化計画と実際の営業活動を連動させる

支援の要件や事業化の評価方法は事業ごとに異なります。採択された事業の公募要領と交付規程で、報告すべき事業化の内容を確認してください。

7-2. 補助金依存から脱却するタイミングの見極め方

補助金依存からの脱却は、補助事業終了のタイミングから逆算して早期に検討を始めるべきです。

  • 補助事業終了後の売上計画を事前に立てておく
  • 自社の営業体制だけで販売を継続できるか確認する
  • 外部パートナーの活用を補助事業期間中に検討する
  • 資金調達と売上づくりを並行して進める

研究開発補助の採択企業にとって、補助事業の終了後にどう売上を立てるかは早い段階で設計すべき論点です。研究開発補助の採択企業の方へでは、補助事業終了後を見据えた進め方を紹介しています。

8. 研究開発型スタートアップのマーケティング設計

4行2列の比較表。出発点・顧客接点・再現性・目標設定の各項目で従来の営業手法とマーケティング起点の手法をアイコン付きで対

研究開発型スタートアップのマーケティングは、BtoCの手法をそのまま当てはめることができません。

購買決定までのプロセスが長く、複数の関係者が意思決定に関わるためです。

8-1. BtoCマーケティングと研究開発型BtoBマーケティングの違い

BtoCは個人の感情的な購買を促す設計が中心です。研究開発型BtoBでは、組織の合理的な意思決定を支援する設計が必要になります。

  • BtoC:広く認知を取り、短期間で購買を促す
  • 研究開発型BtoB:少数の決裁者に深く情報を届ける
  • BtoC:感情訴求が効果を持つ
  • 研究開発型BtoB:データと論理による説得が中心になる

この違いを理解せずに一般的な手法をそのまま使うと、成果が出にくくなります。

8-2. 従来の営業手法とマーケティング起点の手法の比較

従来の営業手法とマーケティング起点の手法では、初期の動き方が大きく異なります。

項目従来の営業手法マーケティング起点の手法
出発点個人の人脈・紹介条件設計からの逆算
顧客接点対面訪問が中心電話・メール等を併用
再現性担当者に依存仕組みとして再現可能
目標設定曖昧になりがち初期設計で数字を決定

初期設計で販売先の条件・順序・数字の目標を決めてから複数のチャネルを動かすと、属人的な営業からの脱却につながります。

9. 起業で成功しやすい業種とは?研究開発型が取るべきポジション

起業で成功しやすい業種は一概に言えません。技術優位性が明確な領域ほど、差別化の根拠を顧客に示しやすくなります。

研究開発型組織は、技術の強みが活きる市場ポジションを見極める必要があります。

9-1. 成功しやすいとされる業種の傾向

研究開発型の技術が活きやすい領域として、次の4つが挙げられます。

  • 研究開発の蓄積が参入障壁になる技術集約型の領域
  • 既存の代替手段にコスト・性能面で課題がある領域
  • 規制や環境変化により新しい解決策が求められる領域
  • 技術の優位性が特許等で保護されている領域

自社の技術がどの傾向に当てはまるかを整理しておくと、狙う市場の議論が進めやすくなります。

9-2. 技術優位性を事業化しやすい領域の見極め方

技術優位性を事業化しやすい領域は、顧客が既に課題を認識している領域です。

  • 顧客が既存手段への不満を明確に言語化できる
  • 導入による効果を定量的に説明しやすい
  • 競合技術との比較が顧客にとって分かりやすい
  • 規制対応など外部要因が導入を後押しする

VCから投資を受けた企業にとっても、資金調達後の売上づくりは避けて通れない課題です。投資後の早い段階で、狙う市場ポジションと最初の導入先の条件を決めておくことが求められます。

10. 新規事業立ち上げでよくある失敗パターンと回避策

新規事業立ち上げの失敗には共通するパターンがあり、事前に把握しておくことで回避しやすくなります。

技術評価と市場評価の混同、導入先の広げすぎ、撤退基準の未設定が代表的な失敗要因です。

10-1. 技術の優秀さと市場ニーズを混同する失敗

技術が優れていることと、顧客がそれを求めていることは別の問題です。

  • 学会発表や特許取得を事業化の成功指標と誤認する
  • 顧客ヒアリングを行わずに製品化を進める
  • 技術的な優位性だけを訴求資料の中心にする

この混同に気づかないまま進めると、実証後の商談で苦戦する結果になります。

10-2. 導入先を広げすぎて一社も決まらない失敗

導入先候補を広げすぎると、どこにも集中できず一社も決まらない状態に陥ります。

  • 複数業界に同時にアプローチして人員が分散する
  • 断られた理由を分析せず次の候補に移る

回避策は、5-2で示した条件と順序で候補を絞り込むことです。

10-3. 撤退基準を決めずに資金を使い切る失敗

撤退基準を決めずに進めると、見込みの薄い商談に資金と時間を使い続けてしまいます。

  • 商談開始から一定期間で進捗がなければ撤退する基準を設ける
  • 撤退基準を関係者全員で事前に合意しておく
  • 撤退後の次の候補をあらかじめ準備しておく

撤退基準の明確化は、研究開発型組織が資金的な余力を保ちながら事業化を進めるために欠かせません。

11. 新規事業立ち上げの実行チェックリスト

新規事業立ち上げを着実に進めるには、フェーズごとに確認項目を整理しておくことが有効です。

本章の実証フェーズは5章のステップ1〜3の完了確認に、初期顧客獲得フェーズはステップ4以降の商談運営に対応します。各項目の詳しい内容は前の章で説明しているため、ここでは参照先とあわせて要点だけを並べます。

11-1. 実証フェーズ完了時に確認すべき項目

実証フェーズ完了時には、以下の項目を確認してから次の段階に進むべきです。

  • 実証データを顧客向けの言葉に翻訳できているか(5-1)
  • 初期顧客候補の条件と順序が決まっているか(5-2)
  • 仮の価格とマネタイズポイントが決まっているか(5-3)
  • 現状との差分を示す比較資料があるか(5-1)

これらが揃っていない状態で商談を始めると、成果につながりにくくなります。

11-2. 初期顧客獲得フェーズで確認すべき項目

初期顧客獲得フェーズでは、商談の進捗管理が確認の中心になります。

  • 商談の進捗を週単位で可視化できているか
  • 撤退基準が関係者で合意されているか(10-3)
  • 複数のチャネルを併用しているか(8-2)
  • 初回商談から次のアクションまでの期限があるか(5-4)

このチェックリストを社内の定例会議で毎月確認すると、進捗の遅れに早く気づけます。

よくある質問

Q. 新規事業に向いている人とは?

A. 仮説検証力・現場折衝力・撤退判断力を併せ持つ人材が向いています。技術的な精緻さに加え、顧客との対話から事業の方向性を調整する柔軟性が求められます。社内にいなければ外部の専任チームも選択肢です。

Q. 新規事業立ち上げはきついですか?

A. 研究開発型組織では、技術評価と市場評価のギャップが負荷の主な原因になります。導入先を一社に絞り、小さな成功体験を積む設計にすると負荷を軽減できます。

Q. 新規事業の成功率は?

A. 公的な成功率の統計は限定的です。設立できるかより、設立後に最初の導入先を得て売上を立てられるかが本当の課題になります。他社との比較より、自社の進捗指標を決める方が役立ちます。

Q. 起業で成功しやすい業種は?

A. 技術優位性が明確で、顧客が既存手段への不満を言語化できる領域を狙うと、事業化の道筋を描きやすくなります。研究開発の蓄積が参入障壁になる技術集約型の領域はその代表例です。

Q. 実証後に導入先が決まらない場合、何から始めるべきですか?

A. 実証データを顧客が判断できる形に翻訳する作業が出発点です。次に初期顧客候補を条件で絞り込み、価格を仮決定します。

Q. 研究者が営業を兼務することに問題はありますか?

A. 研究開発への集中時間が減り、商談の進捗管理が属人化しやすくなります。営業機能を分業するか外部化する判断を、早い段階で行うと事業化が止まりにくくなります。

まとめ

本記事の要点は次の3点です。

  • 新規事業立ち上げは技術シーズ起点であるため、実証データを顧客の言葉に翻訳する工程が欠かせません
  • 初期顧客の絞り込み・価格の仮決定・商談条件のすり合わせという手順で、実証後の空白地帯を埋めていけます
  • 撤退基準を事前に決め、導入先の条件・順序・数字の目標を初期設計で定めることが失敗の回避につながります

マーケティング+では、専任チームが社外の営業・マーケティング部門として入り、最初の導入先から逆算して6か月の計画を設計します。

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マーケティング+編集部

研究から生まれた技術を持つ会社に、社外の営業・マーケティング部門として入るマーケティング+の編集部です。運営は株式会社Data Training Japanです。公開日 2026年10月10日。

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ウェビナーの申込者

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広報(PR)担当

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2本の配信の合計(@Press集計)

SEO・Web担当

自然検索での表示回数

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検索向けの記事12本から

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見込み客との商談

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※ 2026年5月以降の支援先の累計(2026年10月8日時点)。数値はすべて実測値です。

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